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カリフォルニア州不動産協会から発表された、2022年6月のマーケット情報についてお伝えします!
6月のマーケットの特徴は・・
1. リスティングの数増加が加速=売り急ぐセラー増?
2.販売在庫増 Unsold Inventory 2.5か月
3. 30年住宅ローン金利5.5%前後
4. 販売価格中央値は昨年比5.5%増
という状況でした。
住宅ローン金利が急上昇していましたが、現在は5%中ごろから後半で落ち着いています。
例年と違うのは6月もは一年でも最も売買がされやすい時期ではありますが、販売在庫数の増加
が続けて見られたことです。在庫レベルは
コロナ前の冬のマーケットレベル
価格値下げの期待 = 景気後退の懸念継続
しており、買い控えが起きていると考えられます。
リスティングが増加している背景は、比較的ファイナンスに余裕のあるセラーは値下げしても売り逃げたい傾向があると考えられます。
まずは詳しくみていきましょう。
販売価格中央値 昨年比5.4%上昇 $863,790 前月比-4%
販売戸数は先月よりさらに約3000戸減少し、35万戸を切りました。
344,970戸 前年比 -20.9%
過去の推移をみても、コロナ前の冬のマーケット水準になっています。
成約までの日数
約9日!→11日へ
これまでに見られた現象である、オープンハウス後、または販売開始後にすぐに複数オファーが入り、成約となる傾向はかなり収まっています。
先月でもお伝えしましたが、早く売れる物件と売れ残る物件の差がこれから顕著になっていくでしょう。
コロナ前はおよそ20-30日でしたので、販売在庫増に従って成約までの日数は延びていくでしょう。
販売在庫の期間は2.5か月
コロナ前の冬のマーケットレベルへやっと近づいてきました。カリフォルニア州不動産協会はまだ販売在庫は不足している、と考えていますが、引き続き平時レベルへ増加していくでしょう。
販売希望価格に対する成約価格の割合 101.3%
販売価格でほぼ成約
今月も注目すべき点は、リスティングの価格から値引きされている件数が増えていることです。
値引きされた件数 先月28.1% 今月35.5%
値引き率 5.3%
5月で売れ残った物件が6月に入ってフェアマーケット価格にする、また、コロナ前の冬のマーケットのように、値引きをして早く売る・・という流れがさらに続いています。
結果として、
マーケット全体でみると、価格下落がみられている
と考えられます。
ただ、地域差があるのでマーケットクラッシュしているとは考えにくいです。
これまでのお伝えしておりましたが、価格高騰の傾向は”リスティングの戸数が少なく、集中しすぎ”であることが原因でした。
しかし4月より、リスティングの数が販売戸数を超えています。
重ねてお伝えしていることですが、リセッション(景気後退)が言われているなか、不動産市場としてはコロナ後の過熱しすぎたマーケットから、
コロナ前の
価格が年に数パーセント上昇
バイヤーとセラーにとってバランスの取れたマーケット
へと移行しています。
目安として、販売在庫の期間 が現在1.8か月ですが、先月目安でお伝えした2.5か月を達成した今
販売在庫の期間 2.5か月より増加するか
Days on Marketが
20daysに近づいていくかどうか、
注目しているところです。この数値に近づくにつれてさらにリスティング価格からの値引きが多く増えていくでしょう。
この数字の域を超えてリセッションになる場合も想定しながら、購入計画をしていきましょう。
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